映像素材の価値と価格

弊社のウエブサイトをご覧いただきありがとうございます。弊社がご提供しております人材開発用映像プログラムについて、以下少しご紹介をさせていただきます。

米国における人材開発用映像プログラムとの出会い
私が1991年から96年まで日本企業の現地法人の駐在員としてアメリカ合衆国カリフォルニア州に在住した際、さまざまな形で人材開発研修の場に立ち会い、またそこで使われている日本にはないユニークな素材の数々を知ることが出来ました。
当時出会った素材の中で一番印象に残ったのが、未来学者ジョエル・バーカーの『パラダイムの魔力The Business of Paradigms (1992)』です。『パラダイム』とは誤解を恐れずに言ってしまえば『既成の規範』であって、これは物事を処理するときに非常に有用ではあるが、これに過度にとらわれてしまうと、世の中の『変革』が不可能になる。終戦後の白紙の状態から、新しい社会的パラダイムを構築した日本の高度経済成長時代の躍進を例に、当時の米国社会のパラダイム・シフトの必要性を訴えたこの著書と研修用のビデオは、私にとっては実に新鮮でした。それは後に述べるように、それまでの日本にはない種類の素材だったからです。

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こうして、本社への異動を命じられて帰国する際には、これらの研修用素材の評価用ビデオを数多く入手して持ち帰りました。その後、縁あってジョエル・バーカーが新しい『パラダイム・シリーズ』を映像化するのを契機に、日本の皆様にこのような研修用映像プログラムをご紹介するビジネスを立ち上げさせていただきましたが、昔のジョエル・バーカーのプログラムも扱いたいと考え、それらを扱っていたチャートハウス社にコンタクトをしたのが、ちょうど彼らが『フィッシュ!』を1998年に制作し、米国内で良い感触を得て、さらに全世界的にプロモーションを掛けようとしていた矢先の時期に当たったというわけで、これは全くの幸運でした。しかし振り返ってみれば、やはり弊社のビジネスが今日あるのは、まさしく私の駐在員時代のジョエル・バーカーのビデオ『パラダイムの魔力』との鮮烈な出会いであったと言っても過言ではないわけです。

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日米30年時差説と人材開発用映像の世界
さて、実は米国で5年間生活してみて、私の頭の中に絶対的な印象として残ったのが「日米の間には、資本主義社会の発展段階として、約30年の時差がある」という仮説でした。
例えば家庭生活では、最近ようやく日本の住宅にも洗濯機(washer)と乾燥機(dryer)がセットになったものが出始めましたが、これは米国ではすでに30年以上前に建てられた住宅に整備されています。同様に台所に作りこまれた食器洗い機(dish washer)や大型のオーブン(gas oven)など同様です。経済面では、例えば昨今話題になっている証券市場での敵対的買収などの動きも、米国市場ではもう30年以上前から顕著であり、社会的には、例えばこれも最近になって議論され始めている人質犯罪の解決におけるネゴシエーション・プログラムなども、米国ではすでに30年前に対応マニュアルが完成しています。また、私たちの日常生活の中では、ショッピング・モールやシネマ・コンプレックスなどの消費様式も、またしかりです。
もちろん何事にも例外はありますが、ごく大ざっぱに言って、日米社会の社会的発展度合いを大所から眺めてみると、だいたい20~30年くらい日本の方が遅れている、あるいは日本が米国の後ろを確実に追っている、というのが、実際に現地で生活をしてみた人間としての実感でした。

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さて、今話題にしているこの人材開発用映像プログラムの世界も、やはりこの30年時差説にあてはまる好例だと感じています。
ちょっと話が横道にそれますが、これも米国で仕事をした経験からすると、経営の中枢にいる一部のマネージメント層は別として、一般の従業員は、いかに早く自分の仕事を切り上げてプライベートな時間を楽しむか、ということにあらゆる神経を集中していると言っても過言ではありません。これは実は非難すべきことではなく、ある意味で社会がそこまで余裕のある段階に達していると解釈すべきかもしれません。そういった企業風土の中で、そういうスタッフをいかにやる気にさせて生産性を上げるか、ということは企業のマネジメントにとって死活問題であることは容易に想像がつきます。逆に社員の側にとっても、いかに日常の「つまらない」仕事をやりがいを持ってやるか、というのは人生の重要課題でもあるわけですね。

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需要のあるところに商品が生まれ、品質も向上します。米国ではすでに何十年も前から、このような人材開発用の素材が研究され、それらを活用して企業研修などを実践するコンサルタントが生まれ、また各種の教育機関や企業が生まれた。こうした中で、教育用フィルム会社などが中心になって多くの人材開発用映像素材が開発されてきたわけです。
日本でも失われた90年代のあと、社会の構造改革の中で、終身雇用・年功序列の日本的経営の一角が崩れ、雇用の形態や働き方の変化にともなって労働者の意識も変わってきました。そして大胆なリストラが行われる一方で、企業の方も人材開発投資を相対的には増やしてきていると考えています。こうして21世紀に入り、日本でもいわば人材開発市場に大きな変化の潮流がいま起きているのだと感じています。

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日本のビジネスシーンを変革する人材開発用映像素材のご提供
これまでの日本の人材開発市場にはいくつかの特性があったと考えています。ひとつは、いくつかの比較的大手のコンサルティング会社が個別に企業に入って、個別にコンサルティングを行なうシステムが主流であったこと。これは当然のことながらクライアント側には相当なコストがかかります。
もうひとつは、その内容です。これまでの企業研修といえば、①簿記などの実務的なもの、②大学教授などの理論的なもの、さもなければ③著名人のお話、といったものに傾斜していたのではないでしょうか。ビジネスにおける戦略決定、日常の仕事の組み立てや目標設定、あるいは職場の人間関係、といった領域において、現実のビジネスシーンに立脚した研修ができるようなソフトは、特に映像ソフトという観点では、ほとんど皆無といって良かったのではないでしょうか。
これまでの研修用映像素材といえば、例えばビジネスマナーとか、会計実務、あるいは販売手法、さらにはISOのような品質管理関連など、個別の職務スキルを磨くためのものはそれなりに充実しています。しかし、そうではなく、職場の、ひいては事業所の、そして結果的にはその企業全体としてのパフォーマンスを上げるための研修用ビデオ素材は、皆無だったといっても過言ではないのではないでしょうか。つまり、職場に「哲学」を植え込むことによって生産性を上げる種類の映像素材は、日本にはなかったのです。

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弊社が2001年に初めて日本市場にご紹介したチャートハウス社の『フィッシュ!』はまさにそのような映像素材の最適な例でしょう。奇しくもその要諦を『フィッシュ!哲学』と言うように、このシアトルの一介の魚屋で実践して成功した仕事の仕方~あるいは経営手法と言っても良いかもしれませんが~は、実際、職場にパフォーマンス向上のための哲学(フィロソフィー)を導入しましょう、というものです。
実を申し上げると、私はこのビデオを初めて見たとき、まだ少し日本市場には早いのではないか・・・という思いもありました。というのは、当時の日本人労働者は、まだまだ日本的経営の中で、ある意味ぬるま湯に使っている部分もあって、逆に言えば自らの所属する企業に対する忠誠心も高く、先ほど述べたような米国の労働者のように、ともかく収入確保のためにいやいや仕事をやっていて、できれば少しでもサボりたいし、早く職場から逃げたいと四六時中思っている(敢えて誤解を恐れず言えば・・・ですが)、というような状態ではない、もっと仕事へのロイヤリティが高いと思っていたのです。
確かに魚屋の仕事はキツい。一日中立ちっぱなし、魚は臭いし、氷を扱うから腰も冷える、客は冷やかしも多くてまともな客ばかりではない、ペイはといったらとても高給取りとは言えません。それにしても、です。仕事に『遊び』の要素を取り入れ、毎朝今日も生きるために、稼ぐために職場に行くんだと『態度を決め』なければならないほど、日本人の労働者のモチベーションは低くはないだろう、と思っていたのです。
しかし、商品の価値はある意味でお客様に教えられました。ちょうど日本社会の構造改革の時期にあたり、日本人の働き方が変化してきた時期であったこともありましょうが、やはりいつの世にも厳しい職場環境に置かれている人々はたくさんいるのであり、その中で少しでも『楽しく』、『やりがいを持って』仕事をしたいと願う職場はあるのだ、ということをこの10年間の弊社の販売実績が証明しているように思われます。

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最後に・・・・・・価格についてひと言
弊社が販売するDVDを中心とする価格については、「高い」とお感じになる方もおられるかもしれません。私たちは少しも高いとは思いませんが、ここでその背景について、可能な限りご説明を加えておきたいと思います。
これらの映像プログラム の価格はこのように決まっています。
  1. 先ずは、これはDVD1枚の値段ではない、ということです。
    これは例えば『フィッシュ!』 という、いわば人材開発用のプログラム全体の著作物使用権を取得いただくための対価だとお考え下さい。
  2. 従って、一度この権利を入手していただきますと、そのDVDのご購入者は半永久的にこのプログラムを活用する権利を取得するわけです。つまり著作物使用権が保障されます。このために、弊社ではご購入の際にプログラム使用許諾書(保証書)を発行し、一方、お客様の情報は著作権保持者であるプログラム制作者に報告され、著作物使用権保護のために登録されます。
  3. このように、単に1枚のDVDの価格ではなく、ひとつの優れた研修用プログラム全体に対する投資であるとお考えいただければ、この価格も充分に妥当性のある価格とお感じいただけるのではないでしょうか?例が適切かどうかわかりませんが、例えば、社員研修をアウトソーシングしたり、あるいは著名な講演者を招いて研修を行ったりする際のコストと比較して見れば、半永久的に繰り返し、大勢の社員が活用できるDVDは、むしろ大変経済的な投資と申し上げられるのではないでしょうか。
  4. また、この価格は、プログラム制作者が常に全世界的にコントロールしており、基本的に全世界どこでも同じレベルの価格で販売されております。つまり世界共通価格というわけです。従って、プログラム制作者は、その品質レベルの維持と世界共通標準の維持にも力を注いでいます。
  5. なお、弊社では、新製品のリリース時や、為替の動向などによって、標準定価からかなりサービスした価格で限定セールを適宜行っております。また、複数のタイトルの同時ご購入やひとつのタイトルの複数本ご購入の際には、相応の値引きを致しておりますので、どうぞお気軽にご相談下さい。

<代表取締役社長 羽賀芳秋>

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